在宅ワークは初心者(未経験)でも始められる?

公開:2023/09/27 更新:2024/01/30
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在宅ワークは初心者(未経験)でも始められる?

「在宅ワークは初心者や未経験でも始められるのか?」
「在宅ワークの始め方や流れを知りたい」
「どのような在宅ワークがあるか知りたい」

このように思う人もおられるでしょう。
リモートワークは昨今、急速に普及してきています。
通勤や人間関係のストレスを減らしたり自分のペースで働いたりできるため、在宅ワーカーになるのを夢見ている人は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、在宅ワーク初心者や未経験者に向けて「仕事の始め方や流れ」「在宅ワーク12選」などを紹介します。
ご自身のスキルや理想の働き方と照らし合わせて、在宅ワーカーの第一歩を踏み出してみましょう。

在宅ワークは未経験から始められる

在宅ワークというと、専門的な知識やスキルを身に付けている極少数の人にしかできないと思っていませんか?
実は在宅ワークには、未経験からでも始められる仕事がたくさんあります。
求人サイトで「アンケート」や「ポイ活」などと検索すると、知識やスキル不要で行えるかんたんな仕事が見つかるのです。
ほかにも、データ入力や文書作成、文字起こしなどの仕事もたくさんあります。

これらの仕事は、スマホやPCなどの機器やインターネット環境さえあればできるため、未経験からでも始められる仕事として人気が高まっています。 そのため在宅ワークのハードルは下がっているといえるでしょう。

  • スマホを日常的に操作するスキル
  • 基本的なPCスキル
  • メールやチャットなどを使ったコミュニケーションスキル

これらのスキルをもっている人であれば、未経験からでも在宅ワークを始められます。

では、在宅ワークと似た仕事に「内職」がありますが、両者の違いは何なのでしょうか。
内職は、自宅に送られてきた製品のパーツを組み立てたり加工したりして完成したものを納品する仕事であり、基本的に単純作業です。
自宅で行うため在宅ワークのひとつという認識で問題ありませんが、家内労働法という法律にもとづいています。
また、内職は作業の種類ごとに最低金額が都道府県ごとに定められており、その最低金額を単価とした出来高制の報酬形態になっています。
たとえば「東京都婦人既製洋服製造業最低工賃」によると、ボタン付けの内職で発生する報酬はボタンの規格によって異なりますが、1個につき8円や10円と決まっているのです。

一方在宅ワークは、フリーランスや個人事業主が企業から依頼された仕事をこなし納品することで、報酬がもらえる仕事をいいます。
納品物の報酬はクライアントと協議のうえ決められるため、実績を積んで実力をあげれば、その分高単価で仕事を受注できる可能性があります。
逆に、納品物の質が悪かったりクライアントからの信頼が得られなかったりすれば、単価はいつまでも低いままでしょう。

初心者が在宅ワークを始める流れ


初心者が在宅ワークを始める流れは以下のとおりです。

  1. 仕事を探す
  2. 応募する
  3. 契約する
  4. 納品する
  5. 報酬を受け取る

それぞれ解説していきます。

流れ①探す

在宅ワークを始める第一歩は、まず仕事を探すことです。
仕事は主に以下のサイトから見つけてみましょう。

  • クラウドソーシングサイト
  • ポイントサイト
  • 求人サイト

これらのサイトはそれぞれ特徴が異なるため、見つかる仕事も変わってきます
サイトの特徴を知っておくことで、ご自身の知識やスキル、働き方などに応じてうまく使い分けられるようになるでしょう。
では、それぞれの特徴について解説していきます。

クラウドソーシングサイトで探す

クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい人(発注者)と仕事を受けたい人(受注者)が集まるプラットフォームです。
代表的なサイトは「クラウドワークス」や「ランサーズ」などです。

これらのサイトでは、発注者と受注者の間を運営会社(サイト)がとりもち、管理してくれるシステムになっています。
運営会社が間に入ることで、以下のメリットがあります。

  • 納品したにもかかわらず報酬が未払いの際は、解決してくれる
  • 発注者と連絡がとれなくても、代わりにやりとりしてくれる
  • 発注者と受注者が不審なやりとりをしていないかチェックしてくれる

企業と直接契約するとトラブルに自分で対応しなければなりません。
しかしクラウドソーシングサイトなら、運営会社が仲介してくれるため、初心者(未経験者)でも安心して仕事ができるのです。

ポイントサイトで探す

ポイントサイトでは、以下の方法によりポイントを稼げる会員サイトをいいます。

  • 特定のサービスを利用する
  • 資料を請求する
  • アンケートに答える
  • クレジットカードを作る

おおむねこれらの方法で、比較的楽にお小遣いを稼げます。
ポイントは現金にも交換できるほか、ギフト券や電子マネーにも替えられるのが特徴です。
ポイントがもらえる理由は、広告主のサービスをユーザーが利用することでポイントサイトに報酬が発生し、その一部をユーザーが受け取れる仕組みになっているからです。

ポイントサイトの案件は、クライアントと直接業務を契約するわけではないので、初心者でも気楽に取り組めます
成果物を納品することが不安な人は、まずポイントサイトから利用するのをおすすめします。

求人サイトで探す

求人サイトの特徴は、Web上に掲載されている多種多様な仕事から、ご自身の条件にあった仕事を探せる点にあります。
たとえば以下のような条件を指定して仕事を探します。

  • 勤務地:エリア、路線、駅など
  • 職種:カテゴリから選択
  • 雇用形態:正社員、アルバイト・パート、業務委託など
  • 給与:時給、日給、月給、年収など
  • こだわり条件:休日数、福利厚生、昇給ありなど

新卒採用特化、中途採用特化、特定の職種ごとに特化している会社などからも選べますので、ご自身が希望する条件からいろいろと検索してみるとよいでしょう。

流れ②応募する

上記いずれかのサイトで希望の仕事が見つかったら、さっそく応募してみましょう。
「応募する」などのボタンがありますので、クリック(タップ)して進みます。
その後応募フォームに必要な情報を入力し、クライアントにメッセージを送ってみましょう。

ポイントサイトはクライアントへメッセージを送ることはありませんが、クラウドソーシングや求人サイトでは、仕事を契約するために応募文を書くことがしばしばあります。
応募文とは、その仕事に応募した理由や自分が貢献できることなどを簡潔にまとめたものです。
クライアントは受注者がどのような人なのかわからないと、仕事を任せてよいか判断できません
そのため、応募文には以下の内容を書き、クライアントに貢献できる旨を伝えましょう。

  • 案件に応募した理由
  • 案件に活かせる自分の強み
  • 過去の実績

これらを記載しておくことで、契約できる可能性が高くなります。

流れ③契約する

応募文がクライアントの目にとまり、返信がくれば契約できる可能性があります。
仕事内容、納期、報酬額、業務マニュアル、納品方法などを確認し、契約しましょう。

なお、クライアントとのやりとりは、テキストコミュニケーションのみならず、オンラインミーティングや電話でのやりとりが必要なこともあります。
そのため、必要に応じてコミュニケーションツールを利用できるよう用意しておきましょう
また、トラブル回避のため契約書にはしっかりと目を通すことが大切です。
とくに報酬や仕事範囲、禁止事項などは、面倒でも確認しておいてください。

流れ④納品する

指定の業務が終わったら納品しましょう。
なお、業務終了後の注意点として、仕事が終わったからといって気を抜かないことです。
たとえば、ファイルを送信する際はただ添付して送るのではなく「ご依頼いただいた〇〇の件についての納品物をお送りいたします。ご査収ください。」といったように、最後まで丁寧に対応しましょう。

また、納品物にミスがないかどうかの確認も大切です。
ライティング業務(文章作成)を例にあげると、以下の点に注意しましょう。

  • 誤字脱字はないか
  • 納品先のメディアに適した表現になっているか
  • 文章が他のWebページのコピーコンテンツになっていないか
  • クライアントのマニュアルに沿っているか

これらについて、何度も確認してから納品することが大切です。
また、納品する際にお盆や正月などの長期休みが近いと、連絡がとどこおる可能性があります。
クライアントも連休になる場合があるため、納期には余裕をもったり、連休に入る前までに必要な連絡をすましておいたりするとよいでしょう。

流れ⑤報酬を受け取る

報酬の受け取りには、口座への振り込みやアカウントへのポイント付与などの方法があります。
請求書が必要であれば、忘れずに作成しておきましょう。
クライアント指定のフォーマットなのか、自作でよいのかなども確認してください。
また、報酬を受け取ったら、契約内容と間違いない金額であるか確認しておきましょう。

クラウドソーシングサイトの在宅ワーク

クラウドソーシングサイトの在宅ワークを紹介していきます。
未経験からでも始められ、スキルを上げていくとより稼げるようになる案件が多くあります。
では見ていきましょう。

在宅ワーク①データ入力

データ入力は、指定されたサイトのデータや紙のデータなどから、必要な情報をピックアップして入力したりまとめたりする仕事です。
たとえば、ECサイトで出品されている商品の価格を調査し、指定のフォーマットに入力する仕事があります。
膨大なデータから情報を探すため、細かい作業を正確に集中して続けられる人でないと難しいでしょう。
ただしスキマ時間で行えるため、育児や介護で忙しい人でも比較的取り組みやすい仕事といえます。

報酬は、上記の価格調査では1件あたりの入力で50円程度です。
ほかにもデータやページ単位で報酬が決められている案件もあります。
いずれも時給換算にすると、最低賃金を下回ることがしばしばあります。

データ入力の仕事における注意点は、スマホやタブレットで行うとやりづらいことです。
操作性があまりよくないため、タップミスをしたり入力する欄を間違えたりする可能性があります。
ひとつのミスにより誤ったデータを納品してしまうことになるため、できればPCを使うとよいでしょう。
【関連記事】データ入力の仕事内容とは?特徴と注意点について解説!

在宅ワーク②文字起こし

文字起こしは、セミナーやインタビューの音源、動画などのデータを文字に起こす仕事です。
案件によって全体を要約したり、見出しを作成したりすることもあります。
作業がシンプルなため特別なスキルは必要なく、タイピングができれば誰でも取り組めるでしょう。
クラウドソーシングサイトで募集されている仕事は「60分の動画を8,000円で文字起こししてください」といった内容です。
PCで入力する方が速いのですが、スマホのみでも行えます。

報酬は、音声データ1分につき50~200円程度です。
注意点として、誤字や脱字のチェックも含めると納品まで思った以上に時間がかかることです。
60分の音声データであれば5~6時間程度はかかることを覚悟しましょう。
【関連記事】【在宅ワークもOK】テープ起こしとは?仕事内容や納品形式の基礎知識

在宅ワーク③ライティング

ライティングは、企業が運営するメディアで商品の紹介やコラム記事などを書く仕事です。
個人ブロガーがクラウドソーシングサイトを通して、ライターを外注していることもあります。
ライターに向いている人は、文章を書くことが好きな人や、読者の悩みを想像することが得意な人などです。
報酬相場を見ると、クラウドソーシングサイトで募集している案件では以下のとおりです。

  • 文字単価:1文字0.5円、1円など
  • 記事単価:1記事2,000円、3,000円など

これらの条件で稼げる金額としては、月に1~2万円程度ですが、実績を積んで高単価の案件を獲得できるようになると、5万円や7万円と伸ばしていくことも夢ではありません。

注意点として、クラウドソーシングサイトには悪質なクライアントがいるので気をつけましょう。
ライティング案件では、実力を見るためにテストライティングを課されることがしばしばあります。
テストライティングの報酬はかなり安く見積もられていることがあり、時間をかけて渾身の記事を納品しても、5時間で1,000円程度にしかならないこともあります。
さらに納品後、テストに不合格となり契約終了となることもあるのです。

こういったケースは、初めから長期契約するつもりがなく、テストライティングと称して安い報酬でライターに記事を書かせようと考えています。
悪質なクライアントと仕事しないためには、よい評価の数や業務の完了率などを見て、信頼に足るかどうかを確認しましょう。
【関連記事】Webライターの仕事を徹底解説!業務内容や求められるスキルを紹介

在宅ワーク④YouTubeの原稿作成

YouTubeにアップする動画の原稿を作る仕事です。
与えられたテーマについてシナリオを考える案件もあれば、商品やサービス、制度などの解説記事を書くこともあります。
いずれの案件も事前に構成を与えられている場合と、構成から作成する場合があります。

報酬は動画1本2,000円や3,000円など。文字単価で1円程度が相場です。
実力をあげて原稿作成以外に動画編集の仕事まで巻き取ってしまえば、高単価の仕事が受注できる可能性もあります。
また、シナリオ作成と動画編集ができるようになれば、ご自身のアカウントでもYouTube運営ができる実力が身に付きます。

在宅ワーク⑤画像加工

画像編集ソフトを使用して画像に加工を施す仕事です。
主に画質や色調の調整、指定された素材をテンプレートにはめ込む作業などがあります。

加工した画像は以下のようにさまざまな媒体で利用されます。

  • SNSのアイコンやヘッダー
  • SNSの投稿用画像
  • 動画コンテンツのサムネイル
  • ECサイトの商品写真

なお、有料の編集ソフトがなくても無料のアプリで対応できるため、初心者でも始めやすい仕事です。
報酬はかんたんな編集であれば、画像1枚あたり50円程度、専用ソフトを使う案件だと100円程度が相場です。
画像加工の仕事を探すと、10枚1,000円などまとめての依頼や、指定されたYouTube動画のサムネイルを作成するといった案件があります。

まずは単発の案件に応募してみて、労力ややりがいなどを考慮したうえで、継続案件に挑戦してみるとよいでしょう。
大きく稼いでいくためには「Photoshop」や「Illustrator」などの専用ソフトを使いこなせるようにしておくと強みになります。

在宅ワーク⑥スキル販売

スキル販売は、自分の得意なことや好きなことを活かしてサービスを売る仕事です。
専用のサイトに自分のスキルを登録しておき、購入してもらいます。
スキル販売の種類は多様であり、占いや悩み相談、受験や資格勉強のサポート、就職面接の対策まであります。
人気のカテゴリは以下です。

  • ライティング
  • Webサイト制作
  • イラスト作成
  • 代行業務
  • プログラミング
  • 翻訳

報酬は人によって大きく異なり、需要のある分野に対して実力が伴っていれば、月に100万円程度売り上げる人もいます。
注意点として、初めはなかなかスキルを買ってもらえないことを知っておきましょう。
同じカテゴリで出品している競合に勝つためには、料金を安く設定したり多様なオプションに対応したりするなど、差別化が必要です。

ポイントサイトの在宅ワーク

つづいてポイントサイトで行える在宅ワークを紹介します。
以下で紹介する「セルフバック」と「アンケートの回答」は、成果物を納品するわけではないため、たいへんハードルが低く取り組みやすい仕事です。

在宅ワーク⑦セルフバック

セルフバックとは、企業の商品やサービスを利用することで報酬がもらえる在宅ワークであり、自己アフィリエイトともいわれています。
セルフバックは自分のWebサイトがなければできませんが、ポイントサイトで行う場合はなくても可能です。
サイトに登録さえすれば、誰でもできるハードルの低さが魅力です。

しかしセルフバックには以下の注意点があります。

  • 成約の条件をしっかり守らないと報酬がもらえない
  • 一つの案件に対してセルフバックは一回限り

成約には特定の条件が決められており、たとえばアプリに関する案件であれば、ダウンロードとアプリ内での条件達成が必要なことがしばしばあります。
また、セルフバックの報酬は一回限りであるため、何度も報酬目当てに申し込んだとしても、無効であることを知っておきましょう。

単価が高い案件では、クレジットカードの申し込みや証券会社の口座開設などで1万円程度すぐに稼げることもあります。

在宅ワーク⑧アンケートの回答

企業が提供する商品やサービスを利用し、感想に答えることで報酬が発生する仕事です。
報酬にはさまざまな形があり、現金やサイト内でのポイント、商品券などがあります。
ポイント制のサイトでは、たまった分を電子マネーや商品券に替えられます。

アンケートは数分程度で完結するものが多いため、あまり時間がない人でも気軽に取り組めるのがメリットです。
デメリットとしては、アンケートの回答は特別なスキルがなくても行える仕事が多いため、あまり報酬が高くない点です。
また、高単価のアンケートは応募が殺到する傾向にあり、すぐに埋まってしまうこともあります。

アンケートに回答できるサイトは複数ありますので、一社にこだわらず多くのサイトに登録しておき、時間が空いたときにサクッと確認するような使い方をおすすめします。
アンケートの回答で稼げる金額は頑張っても月に数千円程度ですが、自分へのご褒美として少し高めのランチを食べたり、買い物に使ったりするとよいでしょう。

求人サイトの在宅ワーク

ここからは、求人サイトで探せる在宅ワークを紹介していきます。
クラウドソーシングやポイントサイトと比較すると、多様な勤務形態から探せるのが特徴です。
そのため、正社員の在宅ワーカーになれる可能性もあります。

在宅ワーク⑨家庭教師

オンラインミーティングツールを使えば、自宅で全国の生徒を相手に家庭教師ができるようになります。
求人サイトで探す際は、条件の欄に「オンライン」「在宅」など選べるため、以下のように検索してみましょう。

  • キーワード欄:「家庭教師」
  • こだわり条件:「オンライン」や「在宅」
  • 勤務形態:「正社員」や「アルバイト・パート」など

オンライン家庭教師のメリットは移動の必要がないため、オフラインよりも一日のコマ数を増やせることです。
デメリットは、オンラインでできる指導には限界がある点です。
隣に座ってできないため、手取り足取り教えたり、表情や反応から理解度を確認したりすることが難しいといえます。

オンライン家庭教師で稼げる金額(時給換算)は、以下のとおりです。

  • 未経験:1,000~1,500円
  • 経験あり:1,300~3,400円
  • プロ:2,300~3,400円

家庭教師は、生徒の学校が終わった夕方や夜が多いため、日中に本業があっても行いやすい仕事です。
オンラインなら本業の後に3~4時間行うことも十分可能でしょう。

在宅ワーク⑩コールセンター

コールセンター業務には、以下のようにいくつか種類があります。

  • テレフォンオペレーター:顧客からの電話による問い合わせへの対応、商品の案内や受付
  • チャットオペレーター:顧客からの問い合わせにメールやチャットで対応
  • カスタマーサポート:問い合わせ内容に応じた専門部署への取り次ぎ
  • テクニカルサポート:主に商品・サービスのトラブルや、技術的な問い合わせへの対応

コールセンター業務では、上記いずれにおいてもコミュニケーション能力が大切です。
顧客に対して適切な言葉選びをしなければならないからです。
顧客は問い合わせ以外だけでなく、時にはクレームをいってくることもあります。
コールセンターの業務では「相手がどのような対応を求めているのか?」を瞬時に判断し、悩みを解決するための案内が求められます。
そのため、コミュニケーション能力に自信がある人に挑戦してもらいたい仕事です。

給料は以下のとおりです。

  • 派遣社員:時給約1,400円
  • アルバイト・パート:時給約1,200円
  • 正社員:年収約390万円

在宅ワーク⑪翻訳

翻訳の仕事は、外国語で書かれた文章を日本語や別の外国語へ訳す仕事です。
在宅で行える翻訳の仕事には大きく以下2つがあります。

  1. 本、マニュアル、ゲーム、映像などの翻訳
  2. 特定の専門分野に関する翻訳(実務翻訳)

本やゲームなどの翻訳は、外国語の語学力があれば行えるため、初心者向けです。
実務翻訳では語学力に加え、特定の専門分野に関する知識も求められるため、やや難易度が高くなります。
たとえば医療や金融分野の文章には、専門用語が大変多く書かれています。
そのため、単語の意味をそのまま日本語訳しても、表現として不自然になってしまうことがあるのです。
しかし単価は高く設定されているため、語学力と特定の分野に秀でたスキルや知識がある人は、実務翻訳に挑戦するとよいでしょう。

翻訳の報酬は時給で2,000円程度、正社員のフルリモートでは年収に幅がありますが、400~800万円稼げます。

在宅ワーク⑫プログラミング

プログラミングのスキルを身に付けると、フルリモートで働いていけるようになります。
プログラミングの仕事はPCで行うため、在宅ワークやリモートワークと非常に相性がよいのです。
実際に求人サイトを見てみるとフルリモート可能な職場が多く、たとえばプログラミング教室を自宅で開校したり、ゲーム開発の一部業務を自宅のみで行ったりもできます。

また、プログラミングの仕事はAI関連のアプリやサービスが増えてきており、より需要が高くなると考えられています。
これまで人間が行ってきた仕事の多くは今後AIで代替できるともいわれているため、AIを構築・コントロールするためのプログラミングスキルは需要が高いのです。

プログラミングの報酬には幅があり、教室のアルバイトで時給1,700円ほどです。
一方でゲーム開発関連のプログラマーであれば、月給で80万円ほど稼げる仕事もあります。

初心者が在宅ワークを始める際のポイント


ここまで在宅ワークの始め方や、さまざまな仕事内容を紹介してきました。
以下では、実際に在宅ワークを始めようと思う人に注意していただきたいことを解説します。

ポイント①きちんと契約を結ぶ

まずは契約書の内容を理解し、きちんと契約することです。
しっかりと読まずに契約してしまうと、後々トラブルになる可能性があります。

業務内容を例にすると、在宅ワークのみの仕事だと思ってよく読まずに契約したところ、実際はオフィスに出社しなければならないことが後に発覚したというケースがあります。
ほかにも、報酬額や支払日を確認せずトラブルになったり、想像よりも業務の範囲が広く、疲弊してしまったりしたケースもあります。

そのため、契約書の内容にはしっかりと目を通し、理解・納得したうえで契約を結ぶようにしてください

ポイント②怪しい案件に注意する

怪しい案件に騙されてしまうケースは決して少なくありません。
未経験であるのをいいことに、詐欺の被害者になってしまうことがあります。

例をあげると、極端に報酬が安かったり高かったりするケースです。
報酬が安い場合は、はじめから安く買い叩こうとされている場合があります。
逆に高単価のケースでは、仕事を始める前に高額な教材費や登録料などを払わされることがあるのです。
支払い後に連絡がとれなくなったり、仕事について質問してもろくにサポートしてもらえなかったりすることもあります。

ほかにも「クリックするだけ」「絶対に稼げる」「月10万確実!」などとうたっているクライアントにも注意しましょう。
怪しいと思ったら、まずは以下の情報を調べてください

  • クライアントのWebサイト
  • 企業名
  • 代表者名
  • 所在地
  • 連絡先(電話番号)
  • SNSアカウント

これらの情報から、代表者や事業内容を確認するとともに、口コミなども調べておきましょう。
あまりいい評判がなければ、別の案件を探すことをおすすめします。

ポイント③報酬の相場と比較する

在宅ワークでは、同じ種類の仕事でもクライアントによって報酬の設定が大きく異なります。
たとえばライティングの案件を見てみましょう。
「金融」ジャンルでは、1記事あたり5,000文字の執筆で記事単価5,000円の案件があれば、2万円の案件もあります。
しかし両者を比べると、作業内容や求められる能力に大きな違いがない場合もあるのです。
同じジャンルでも、クライアントの予算によって報酬額に開きが生じていることもあるため、相場を知っておくことが大切です。
そのため複数の案件を見比べ、自分を安売りしないようにしましょう。

ポイント④税金関係を確認する

在宅ワークでは、稼いだ金額によっては確定申告しなければなりません。
主に以下の場合です。

  • 副業していて、給与以外の所得が年間20万円を超える
  • 給与所得はないが、在宅ワークによる所得が年間48万円を超える

これらの場合は所得税が発生するため、被扶養者でありたい人は扶養から外れないように稼ぐ金額を調整する必要があります。

在宅ワークは気軽に始められるからといって、税金について何も考えなくてよいというわけではありません。
とくに申告漏れがあると、本来よりも多く納税するペナルティを課されてしまいます。
在宅ワーカーすべてが税金を支払うわけではありませんが、ご自身が確定申告の対象になっているかどうか、必ず確認しましょう。
【関連記事】どこまでが経費?在宅ワークで確定申告が必要になるライン

初心者(未経験)からでも在宅ワークを始めてみよう!

本記事では、在宅ワーク初心者(未経験)からでもできる仕事の紹介や、在宅ワークを始める流れについて解説しました。
必要なスキルによっては、初心者(未経験)では難しい仕事も多くあります。
そのため、まずはクラウドソーシングサイトやポイントサイトなどのプラットフォームで、少額(数百円ほど)を稼ぐことから始めてみましょう。
本記事が、在宅ワーカーの第一歩になるきっかけとなれば幸いです。

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