在宅ワークで有効活用できるおすすめの資格を解説!

公開:2023/04/28 更新:2023/10/13
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在宅ワークで有効活用できるおすすめの資格を解説!

「在宅ワークに活用できる資格は?」
「在宅ワークにおいて資格を保有するメリットは?」
「在宅ワークに活用できる資格を選ぶときのポイントは?」
在宅ワークに向けて資格を取得するとき、このような疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
実際に資格を取得するにしても、どの資格を選べばいいか迷ってしまいますよね。
本記事では、在宅ワークにおすすめの資格や、在宅ワークに向けて資格を取得することのメリット、そして在宅ワークに活用できる資格の選び方などについて紹介します。

在宅ワークにおいて資格を保有しているメリット

在宅ワークで働くために資格を取得するメリットは、次の3つです。

【メリット】

  • クライアントからの仕事依頼が増える
  • 得意ジャンルを活かして仕事ができる
  • 高単価の案件にチャレンジできる

資格を取得することで、実際にはどのようなメリットがあるのか。
考えられるメリットについて、それぞれくわしく見ていきましょう。

クライアントからの仕事依頼が増える

自分の有する知識や技術を資格というかたちで示せば、クライアントから厚い信頼を得られるため、クライアントからの仕事受注数も増加します。
資格を取得することで、クライアントに対し自分のスキルや能力を客観的指標に基づいた証明として示すことが可能になります。
ワーカーのスキルレベルを把握できれば、クライアント側も安心して仕事を任せられるのです。
資格を取得することで、高度な知識や技術が求められる仕事でも依頼される確率が高まり、仕事の受注数を増やせます。

得意ジャンルを活かして仕事ができる

資格取得を通じて専門的知識を得られれば、自分が有する専門知識を活かせる「得意ジャンル」に絞り込んで仕事を行えます。
すでに知識を有しているジャンルで仕事ができれば、仕事ごとにリサーチや勉強を行う時間や手間を省き、スムーズに仕事に取りかかれます。
また、在宅ワークで仕事を探す場合には、多くの人が自分の得意ジャンルに絞り込んで案件探しを行います。
ひとつでも多くの資格を取得していれば、自分の知識を活かせる得意ジャンルが増え、多岐にわたる種類の仕事を受けられます。
より多くのジャンルにわたる仕事が受注可能になれば、結果的に得られる報酬額も増やせるでしょう。

高単価の案件にチャレンジできる

在宅ワークの案件では仕事の内容ごとに単価が変動しますが、資格を取得していれば高いレベルの知識や技術が求められる高単価の仕事にもチャレンジできます。
在宅ワークでは多くの場合、クライアントに対し自ら提案営業を行い、仕事を獲得する必要があります。
自分のレベルやキャパシティにあわせて仕事のレベルを選べることは、在宅ワークのメリットのひとつです。
そして、仕事を選ぶうえで重要な指標となるのが「単価」です。
安い単価の仕事であれば採用基準が低い場合が多いため、知識や経験が少ない場合でも気軽に応募できます。
一方、高単価の仕事の場合では、高い報酬額に相応なレベルの知識や経験を有する人材が求められます。
そのため、高単価の仕事獲得を目指すのであれば、所有資格を示すことで、自分がその仕事に関わる情報に精通している人材であることを示す必要があるのです。
資格を取得し自分のスキルを証明できれば、採用基準の高い高単価の仕事へのチャレンジも可能になります。

在宅ワークで活かせる資格


ここまで、在宅ワークに向けて資格を取得することのメリットについて紹介しました。
それでは、実際に在宅ワークに活かせる資格には、どのような資格が挙げられるのでしょうか。
ここからは、在宅ワークに活かせる資格について、それぞれくわしく紹介します。

【資格】

  • マイクロソフトオフィススペシャリスト
  • ファイナンシャルプランナー
  • 日商簿記
  • 行政書士
  • 社会保険労務士
  • ITパスポート試験
  • 日商PC検定
  • 英検・TOEIC

これから資格取得を目指す場合には、資格の特徴について正しく理解し、自分のレベルや状況に応じて適切な資格を選びましょう。

資格1.マイクロソフトオフィススペシャリスト

PC操作が必須となる仕事が普及した近年において、多くの企業や職場で取得が推奨されている資格が「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」です。
MOSはPCスキルを証明できることはもちろん、在宅ワークに必須のPCスキルが身につく資格として役立ちます。
ドキュメントを提出する際や資料作成に使われる「Word(ワード)」や、事務や経理で数字を扱う仕事に使用される「Excel(エクセル)」に関する基礎的知識が学べます。
また、多くの職場で利用する機会の多いMicrosoftツールに関する実践的なスキルを学べるため、在宅ワークをより効率的に進めたい際の業務効率化にもおすすめの資格です。

【公式】マイクロソフト「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」

資格2.ファイナンシャルプランナー

金融分野に関する知識を身につけたい方におすすめなのが「ファイナンシャルプランナー(FP)」の資格です。
私たちの生活に身近な保険や税金、年金といったライフプランにまつわる知識や、税務管理に関する知見が必要とされる投資、住宅ローン、相続といった分野に関する豊富な知識を学べます。
ファイナンシャルプランナーの資格は金融機関への就職に役立つことはもちろん、人事や総務など経理業務が必要な業界でも活躍できるようになります。
とくに在宅ワークでは、コンサルタントやライターといった仕事にも知識を活用できる資格です。

【公式】日本FP協会

資格3.日商簿記

在宅ワークで財政管理や経理の仕事をする際に役立つのが日商簿記の資格です。
基礎的な複式簿記や経理に関する知識を取得でき、経営成績や財政状況を管理する日々の経営活動に携われる資格が手に入ります。
近年では企業の財政に関する仕事を在宅ワークの人材に委託するケースも多いため、日商簿記の資格取得は仕事の幅を広げることにも効果的です。
1級~3級。簿記初級、原価計算初級の5種類があり、2級以上で一定の経営に関する知識を有していることを証明できます。

【公式】日本商工会議所「簿記検定試験」

資格4.行政書士

身の周りの生活や経営に必要な法律の知識を得るための資格に、行政書士の資格があります。
幅広い法律知識を有している人に与えられる国家資格で、次のような業務を独占業務として取り扱います。

【独占業務】

  • 官公署に提出する書類の作成
  • 権利業務に関する書類の作成
  • 事実証明に関する書類の作成

法律に関わる書類作成のほかにも、法人関連手続きなどの相談業務やコンサルティング業務にも役立ちます。
また、行政書士の資格がある場合には個人事務所を開設する資格が与えられるため、個人事務所を構えて在宅業務を行うことも可能です。

【公式】一般社団法人 行政書士試験研究センター「行政書士試験」

資格5.社会保険労務士

資格保有者のニーズが高く、多くの企業において採用の際重要視されている資格に、社会保険労務士(社労士)があります。
社会保険労務士は社会保険や年金、労務の管理を取り扱う専門家として、社会を支える社会保障制度の活用方法や活用の仕方を検討します。
保険や労務に関する専門知識を活かし、人事や総務で活躍できるほかにも、独立開業を行えば個人で企業との相談・コンサルティング業務を取り扱えます。
行政書士と同様、書類作成や手続き代行などの仕事を独占業務として専門的に行います。
具体的には雇用保険や健康保険など、誰しもが加入を義務付けられる保険に関わる書類の作成に携わったり、事務を代理して行ったりします。
受験資格には「短大・四年制大学卒などの学歴」「公務員や専従役員としての実務経験」「社労士以外の国家試験への合格」があります。
社労士試験では合格定員の制限がないため、各科目で最低40%以上、全体で60%~70%の合格基準点を満たせば合格できます。

【公式】社会保険労務士試験オフィシャルサイト

資格6.ITパスポート試験

ITの普及と進化が加速する現代において多くの業界が注目している資格が、ITパスポート試験です。
IT初心者でもITに関する基礎知識を問われるITパスポート試験に合格できれば、ITの活用戦略やマネジメント方法といった幅広い技能を証明できます。
IT業界に限らず、どの業界でもITの導入や活用は必要とされている背景から、現在では多くの企業や団体においてITパスポート試験に関する社内研修が実施されています。
在宅ワークにおいてもインターネットを活用した業務の需要は高いため、案件のジャンルや種類を問わずITに関する知識を活かせるようになります。
受験資格はなく、問題形式は4択形式であるため、基礎的な学習を積み重ねれば誰でも合格を目指せます。
年間を通して全国各地で試験が実施されているため、社会人で時間がない方でも安心してスケジュール調整ができます。

【公式】独立行政法人情報処理推進機構「ITパスポート試験」

資格7.日商PC検定

日商PC検定は、Microsoft Officeのアプリケーションを活用するための実践力を身につけたい方や、ネット社会を勝ち抜くための高度なスキル・キャリアを伸ばしたい方におすすめです。
日商簿記検定の資格検定を運営する日本商工会議所が運営する資格です。
また、日商PC検定は国家試験ではありませんが、文部科学省や経済産業省などが認定する公式の資格として有用です。
試験の内容としては、企業実務におけるPCスキルやアプリケーションソフトの活用能力が問われます。
試験科目は「文書作成(Word)」「データ活用(Excel)」「プレゼン資料作成(Power Point)」の3種類で、難易度は1級から3級まであります。
類似する資格としてマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)がありますが、MOSと比較して日商PC検定はさらに高度な実践力が問われるため、IT業界への就職・転職の際に役立ちます。
MOSは比較的合格率が高い試験ですが、日商PC検定は数多く存在するPC関連の試験のなかでも難易度の高い試験です。
PC操作やアプリケーション活用に関する知識の取得を目指す場合には、まずMOSで基礎的能力を鍛えたあと、培った知識をどのように実務に活用していくかを学ぶために日商PC検定を受験する流れがよいでしょう。

【公式】日本商工会議所「日商PC検定」

資格8.英検・TOEIC

グローバル化が進む現代において、英語力はビジネスにおいて重要な語学能力です。
近年では高校・大学受験や企業への就職の際に、語学力を判断する要素として英検やTOEIC(Test Of English for International Communication)といった資格が重要視されます。
英語の語彙力や文法力を問う英検とは異なり、TOEICではビジネス英語を中心に英語でのコミュニケーション能力が問われます。
高校・大学受験では両者とも英語力を示す資格として有用ですが、とくに就職や転職の場面で役立つのはTOEICです。
近年就職活動においてTOEICを重要視する企業は増加傾向にあり、新卒採用のほか配属決定や人事異動の際にもTOEICのスコアが評価基準に含まれます。
TOEICは世界共通で英語でのコミュニケーション能力を評価する試験として用いられており、判定されるスコアによってその人自身の英語能力を測定します。
一般的に600点以上のスコアであれば受験や就職活動に有利とされていますが、英語を使う場面の多い業界であれば高いスコアであるほど高い評価を受けられます。

【公式】公益財団法人 日本英語検定協会「英検(実用英語技能検定)」

【公式】一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「TOIEC」

在宅ワークに活用できる資格の選び方

ここまで、在宅ワークに活用できるおすすめの資格について紹介しました。
それでは、資格を選ぶときにはどのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。
ここからは、在宅ワークに活用できる資格の選び方について紹介します。

【選び方】

  • 就きたい仕事に活かせる資格を選ぶ
  • 資格の取得難易度を確認する
  • 資格取得にあたって発生する時間・金銭コストを加味する

資格を選ぶときに気をつけるべきポイントについて、それぞれくわしく見ていきましょう。

就きたい仕事に活かせる資格を選ぶ

資格を選ぶ際には、今就きたいと考えている仕事を実際に始めたとき、資格で得られた知識やスキルを活かせるかが重要です。
たとえば、多くの時間を費やし行政書士の資格を取得できたとしても、目指している仕事がWebデザイナーである場合には、面接の際に「一定の資格をもっている人材」として評価されたとしても、実際に仕事を始めたときに行政書士の知識をWebデザインに活かすことは難しいです。
資格を所有していること自体は、一定の知識・スキルを有する人材として採用の際に高い評価を受けることに繋がる場合もありますが、重要なのは資格で得られた学びを仕事に活用できることです。
「資格を取る」ことだけにこだわるのではなく、資格取得は仕事に必要な知識・技術を得るための手段のひとつであるという前提を忘れないようにしましょう。

資格の取得難易度を確認する

資格によって試験の形式や難易度が異なるため、資格を選ぶ際には自分の能力やキャパシティに見合った難易度の資格を選ぶことが大切です。
たとえば、PCスキルに関する基礎的知識を取得したいと考えているときに、最初から日商PC検定などの難易度の高い試験に挑戦するのは、現状と目標がかけ離れているために時間と労力の無駄遣いに終わってしまう恐れがあります。
この場合、基礎的知識を身につけるのであればMOSの取得のほうが難易度も低く「PCスキルに関する基礎的知識・スキルを取得する」という試験内容が目標に合致しています。
資格の取得に必要とされる知識の専門度が高いほど、日常生活では使わない知識や技術を新たに学んでいく必要があります。
資格に必要な知識に対する自分の習熟度をしっかりと把握したうえで、適切な難易度の資格を選ぶことが重要です。

資格取得にあたって発生する時間・金銭コストを加味する

資格の種類を問わず、資格を取得するには勉強にあてるための時間や、テキスト代や通信講座受講料などの学習費用が必要です。
難易度が高い資格であれば多大な勉強時間を要する場合もあり、すでに社会人として働いている場合にはスキマ時間の活用やスケジュール管理が重要です。
また、通信講座で資格取得を目指す場合には、テキスト代とは別途に授業料が発生するため、自分の予算に見合った学習方法を検討する必要があります。
無理のない範囲で資格取得を目指すためにも、資格を選ぶときには資格取得に際して発生する金銭的・時間的コストを考慮し、自分の状況に見合った資格を選びましょう。

在宅ワークに活用できる資格を取ろう

在宅ワークに活用できる資格の取得は、仕事を効率よく進めたり、幅広い仕事にチャレンジしたりするために役立ちます。
資格の種類によって実際に知識を活かせる業界・業種は異なります。
新たに資格取得を目指す際には、その資格で得られる知識・技術をどのような仕事に活かせるかをしっかりと把握し、適切な資格を選びましょう。

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